“聳(つ)” の例文
岩——の士族屋敷ではこの「ひげ」の生まれない前のもっと前からすでに気味の悪いところになっているので幾百年かたって今はその根方(ねがた)の周囲(まわり)五抱(いつかか)えもある一本の杉が並木善兵衛の屋敷の隅(すみ)に聳(つ)ッ立ッていてそこがさびしい四辻(よつつじ)になっている。
河霧 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)