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耳門
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くぐりもん
ふりがな文庫
“
耳門
(
くぐりもん
)” の例文
摺
(
す
)
れちがう事が出来ないくらいな狭い道で、五六歩行くごとに曲っているが、両側とも割合に小綺麗な
耳門
(
くぐりもん
)
のある借家が並んでいて
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
新三郎はそこで起きて
陸
(
おか
)
へ眼をやると、二重の建仁寺垣があって
耳門
(
くぐりもん
)
が見えていた。それは確に飯島の別荘のようであるから
円朝の牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
微暗
(
うすぐら
)
い門番の
室
(
へや
)
の
燈火
(
あかり
)
が見えた。真暗い空から毛のような
霧雨
(
きりあめ
)
が降っていた。書生の体はもう
耳門
(
くぐりもん
)
から出た。
主翁
(
ていしゅ
)
もその
後
(
あと
)
から
耳門
(
くぐりもん
)
を出たが、ほっとしたような気になって心がのびのびした。
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“耳門”の意味
《名詞》
耳孔の入り口。
潜り戸。
(出典:Wiktionary)
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“耳門”で始まる語句
耳門戸