老母おば)” の例文
「私の様なものはても世間へ面出かほだしが出来なからうと思ひましてネ、いつそ御迷惑さまでも、おうちで使つて戴いて、大和さんや、老母おばさんに何か教へて戴きたいと考へますの——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「それからネ、老女おばさん」と、お花は明朝あすの米かしぐ手をばし休めつ「歩きながらのお話に、此頃湖月で話した兼吉の老母はゝうちへ来て居ると先生様がつしやるぢやありませんか、老母おばさん、 ...
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)