美濃狐みのぎつね)” の例文
昔、美濃国みののくに、小川のいちに力強き女があった。身体からだも人並はずれて大きく百人力といわれていた。仇名あだな美濃狐みのぎつねといった。四代目の先祖が、狐と結婚したとうことであった。
大力物語 (新字新仮名) / 菊池寛(著)