“繪空事”のいろいろな読み方と例文
新字:絵空事
読み方割合
ゑそらごと50.0%
エソラゴト50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いかにお伽噺は繪空事ゑそらごとときまつてゐるとは言へ、日本の歴史を尊重するといふ理由からでも、そんなあまりの輕々しい出鱈目は許されない。
お伽草紙 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
日本文學では、それを繪空事エソラゴト歌虚言ウタソラゴトなどゝ言つて、文學には嘘の伴ふものだといふことを、はつきり知つてゐた。寧、藝術は嘘で成り立つてゐる。其肝腎の部分は嘘だと言つてゐる。
文学に於ける虚構 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)