『文学に於ける虚構』
このごろ、短歌の上で虚構の問題が大分取り扱はれて來た。文學に虚構といふことは、昔から認められてゐた。日本文學では、それを繪空事・歌虚言などゝ言つて、文學には嘘の伴ふものだといふことを、はつきり知つてゐた。寧、藝術は嘘で成り立つてゐる。其肝腎 …
| 著者 | 折口信夫 |
| ジャンル | 文学 > 文学 > 文学理論 作法 |
| 初出 | 「短歌研究 第五卷第四號」1948(昭和23)年4月 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約10分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約16分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
市振