織指せんし)” の例文
「おや、こんな物、仕方がないわ」と、姉娘は織指せんしに摘まみあげて、ポンと海中に投げ込んだが、空瓶はふたたび打ち寄せる波にもまれて、すぐまた足許にコロコロと転んできた。
南極の怪事 (新字新仮名) / 押川春浪(著)