繍眼兒めじろ)” の例文
新字:繍眼児
そしてその篁の蔭には一二本づつの椿と梅とが散り殘つて、それに幾羽とない繍眼兒めじろが啼き群れてゐた。
「坊んち嫌ひ。……お時さんは一昨年をととしからもうお母アさんやおまへんか。お父つあんと金毘羅まゐりしやはつた時から。……」と、兩の眼を繍眼兒めじろみたいにして、自分を見詰めた。
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
繍眼兒めじろよ 氣輕なお前の翼の音 身輕なお前の爪の音
山果集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
繍眼兒めじろらは
短歌集 日まはり (旧字旧仮名) / 三好達治(著)