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縡
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こと
ふりがな文庫
“
縡
(
こと
)” の例文
孫の隼人を初め江原も
縡
(
こと
)
の不思議に驚いて、この上は唯
一図
(
いちず
)
に嘘だとか馬鹿馬鹿しいとか
云
(
いい
)
消して了う訳には往かぬ。
お住の霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ピストルの
丸
(
たま
)
は前額に深く這入っていたがまだ
縡
(
こと
)
切れてはいなかった。余はその知覚を失いながら半身を動かしつつある古白君をただ
呆
(
あき
)
れて眺めた。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
この隠居が
椽端
(
えんばた
)
近く歩み出て、今や掻堀を面白半分に騒ぎ立つ家来共を制して、もうもうそれには及びませぬ、
縡
(
こと
)
の仔細は
妾
(
わし
)
が
能
(
よ
)
う知っていますと云うから
お住の霊
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
縡
漢検1級
部首:⽷
16画