緒方おがたの)” の例文
かねがね平家に服従の様子をみせていた、緒方おがたの三郎をはじめとして、臼杵うすき戸次へつぎ松浦まつら党といった面々が、東国源氏に加わったというのである。
落ち行く先をいろいろと考えた末、九州の豪族、緒方おがたの三郎惟義これよしを頼って行くことにした。
「大臣殿は、明日、鎌倉へ参られる。就ては、この重房もお供に加わって下向せねばならぬ。副将殿は、一先ず緒方おがたの三郎惟義これよしにまでお預けと決まったので、今夜のうちにお移り願いたい。車の用意もできておる」