緋金巾ひがなきん)” の例文
水しやくひの娘は、いた玉子たまごを包みあへぬ、あせた緋金巾ひがなきん掻合かきあわせて、が赤いうおくわへたやうに、みよしにとぼんととまつて薄黒い。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
裏地の緋金巾ひがなきんだけは私の貯金の残りから買わされた。