“絶嶺”の読み方と例文
読み方割合
ぜつれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただやみの中から鋭い声をきいただけである。人をのろうのかもしれない。静かな、恐れをはらんだ絶嶺ぜつれいの大気を貫いて思わずもきいた雷鳥の声は、なんとなくあるシンボルでもあるような気がした。
槍が岳に登った記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)