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絡繰
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からくり
ふりがな文庫
“
絡繰
(
からくり
)” の例文
電話や手紙の
遣
(
や
)
り取りなどもしている様子は見えないけれども、何分妙子は一日の大部分を外で暮しているのであるから、何処でどう云う風な
絡繰
(
からくり
)
をしていないものでもない。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
しかしそれは今の普通の探偵小説ではきっと先生には
絡繰
(
からくり
)
があまり見え透くのでつまらないといわれるのだろうと思われる。五、六年前に札幌へこられた時にこんなことがあった。
先生を囲る話
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
召使の主だったもの二人ばかりを手伝わせて、階上階下地下と、草の根分けるような捜索を続けること二時間ばかり、今更ながら舌を巻いたのは、この伯爵の用意周到な
絡繰
(
からくり
)
であった。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
“絡繰(からくり)”の解説
からくりは、
仕組み、システム全般の俗称。
日本における古い時代の機械的仕組みのこと。漢字では絡繰、唐繰、機巧、機関、機、械、関など。本項で詳述する。
江戸時代の見世物、覗機関(のぞきからくり)の略称。
江戸時代に日本で開花した機械的仕組みのこと。国際的なオートマタ(歴史的な自動装置・自動人形)研究でもその独自性、文化性によって「karakuri」とローマ字表記される。
(出典:Wikipedia)
絡
常用漢字
中学
部首:⽷
12画
繰
常用漢字
中学
部首:⽷
19画
“絡”で始まる語句
絡
絡繹
絡合
絡上
絡垜
絡巻
絡纏
絡頸
絡駅
絡佩裳