純金むくきん)” の例文
そして眼を一杯にけてじろ/\見廻したが、何処に一つ純金むくきんらしい光は無かつたし、それに持重もちおもりが少しも無かつた。
京大文科の教授某氏のうちに、昔時むかしから持伝へた封印つきの仏様がある。何でも純金むくきんで出来上つたものださうで、封を解くと眼が潰れるかも知れないといふ言伝へになつてゐた。
仏様はまじりつなしの純金むくきんだと聞いてゐたから。