トップ
>
納棺
>
のうかん
ふりがな文庫
“
納棺
(
のうかん
)” の例文
永眠の間の畳をあげ、床板のうえに真あたらしい
盥
(
たらい
)
を置いて、萩乃やお蓮さまや、代稽古峰丹波の手で、老先生の遺骸に湯灌を使わせて
納棺
(
のうかん
)
してある。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
僕は
納棺
(
のうかん
)
を終った後にも時々泣かずにはいられなかった。すると「王子の叔母さん」と云う或遠縁のお婆さんが一人「ほんとうに御感心でございますね」と言った。
点鬼簿
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
やがて
納棺
(
のうかん
)
して、葬式が始まった。調子はずれの
讃美歌
(
さんびか
)
があって、
牧師
(
ぼくし
)
の
祈祷
(
きとう
)
説教
(
せっきょう
)
があった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“納棺”の意味
《名詞》
故人などの遺体を棺に納めること。入棺。入龕。
(出典:Wiktionary)
納
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
棺
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“納棺”で始まる語句
納棺所