粗弾あらび)” の例文
内大臣は大和琴やまとごとを引き寄せて、律の調子の曲のかえって若々しい気のするものを、名手であるこの人が、粗弾あらびきに弾き出したのが非常におもしろく聞こえた。
源氏物語:21 乙女 (新字新仮名) / 紫式部(著)