粉碾車こひきぐるま)” の例文
粉碾車こひきぐるまをめぐらさんとてをゆく水の、にいと近き時といへどもそのはやきこと 四六—四八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
森の木葉このはのしげみは、闇を吐き出だす如くなれど、夕照ゆふばえは湖水に映じてわづかにゆくてに迷はざらしむ。この時聞ゆる單調なる物音は粉碾車こひきぐるまきしるなり。すべてのさま物凄く恐ろしげなり。