籠同心かごどうしん)” の例文
年の暮がちかづいて、崖下の貧民窟で、提灯の骨けずりをして居た御維新前ごいしんぜんのお籠同心かごどうしんが、首をくくった。遠からぬ安藤坂上あんどうざかうえの質屋へ五人連の強盗が這入って、十六になる娘を殺して行った。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)