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筌
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うえ
ふりがな文庫
“
筌
(
うえ
)” の例文
水の底にすいてみえる
筌
(
うえ
)
のなかへ小さな魚がしずかにくぐってゆく。彼はただ一夜だけれどもこの島の岸べにかかる安住の宿を見いだした。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
はたして、その御教えの通り八咫烏の後からおいでになりますと、吉野河の下流に到りました。時に河に
筌
(
うえ
)
を
入
(
い
)
れて魚を取る人があります。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
筌
(
うえ
)
を用いるのは、人間のほうから言って最も受動的な方法である。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
右ての小暗い葦のなかに
筌
(
うえ
)
がひとつうちよせられてるのでほかにもありはしないかと見まわしてたら
鷺
(
さぎ
)
が一羽あわただしくたって北浦のほうへ飛んでいった。
島守
(新字新仮名)
/
中勘助
(著)
“筌”の解説
筌(うけ、うえ)とは、外側が網体で構成されており割竹等で作った漏斗状の口から入ってきた魚介類を閉じこめて捕獲する漁具。なお水生生物の調査器具(調査用の定置網など)の構成部分でもある。
(出典:Wikipedia)
筌
漢検1級
部首:⽵
12画
“筌”を含む語句
黄筌
茶筌花
茶筌
茶筌髪
茶筌丸
金筌集
言筌
茶筌髷
茶筌首
茶筌頭
博物筌
筌蹄
改正月令博物筌
忘筌子
後茶筌
小筌
太茶筌