立退所たちのきじょ)” の例文
ただりよ一人平作の家族に気兼きがねをしながら、甲斐々々かいがいしく立ち働いていたが、午頃ひるごろになって細川の奥方の立退所たちのきじょが知れたので、すぐに見舞に往った。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)