空鬨からとき)” の例文
裏門に向かった一群も、正門の勢と同じようにただ空鬨からときを上げるばかりで討って入ろうとする者もない。こうして見す見す時刻は経ち、夜は次第に更けて行った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)