“空気(いき)” の例文
旧字:空氣
ようやく書きあげると、彼は少し鼻をふくらませて空気(いき)を吸ったが、ふと何かバタで焼いたものらしい、美味(うま)そうな匂いがプーンとした。
根もとの土を掘り下げて、そこへ小さい室(へや)を造り、その上へ土をおっ冠ぶせ、呼吸抜(いきぬ)きの竹筒(つつ)で空気(いき)を取り、夜昼この室へ坐ったまま、時々鈴(りん)を振り立てるのが、役目と云えば役目のようなもの
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)