空威張からゐばり)” の例文
小児せうにの如くタワイなく、意気地いくぢなく、湾白わんぱくで、ダヾをこねて、あそずきで、無法むはふで、歿分暁わからずやで、或時あるときはおやま大将たいしやうとなりて空威張からゐばりをし
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
わしはあらゆる社会の最も善良な部分——没落した家の子供達とか女役者とか奸黠な悪人とか佞人ねいじんとか空威張からゐばりをする人間とか——を歓待した。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)