穀物たなつもの)” の例文
なんぢ地にのぞみて水そゝぎ、大に之をゆたかにし玉へり。神の川に水満ちたり。なんぢかくそなへをなして、穀物たなつものをかれらにあたへたまへり。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
穀物たなつものをも、青人草をも刈り倒すに
その恩滴したゝりは野の牧場まきをうるほし、小山はみなよろこびにかこまる。牧場はみなひつじの群を、もろ/\の谷は穀物たなつものにおほはれたり。彼等はみなよろこびてよばはりまたうた
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
さて穀物たなつものの穂はゆらげる