“穀堆”の読み方と例文
読み方割合
こくづか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乾草も穀類も腐ってしまい、穀堆こくづか禾堆いなむらはキャベツでも作るのに持ってこいの、申し分のない堆肥に変ってしまった。
あちこちに山のように積みあげた穀堆こくづかが列をなして並んでいたが、それはもうかなり長いこと積んだままになっているらしく、その色が焼きの悪い古煉瓦のようで、天辺にはいろんな雑草が生え
その穀堆こくづかはどうやら領主のものらしい。穀堆と荒れはてた屋根の向うから村の二つの寺が、馬車の方向が変るにつれて、右に見えたり左に見えたりしながら、澄みきった大空へせりあがって来た。