稜張かどば)” の例文
中村はちょうど留守であったし、広い茶ので晩飯の餉台ちゃぶだいに就いている細君も老人としよりもそんな荷を持ち出したことに気がつかなかった。荷の中には、鏡台のような稜張かどばった物もくるまれてあった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)