“私沙汰”の読み方と例文
読み方割合
わたくしざた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れには、あの窮屈な皇居から人中へ出て、自然な呼吸をしてみたくなることだっておありであろう。——それを行幸みゆきのたびに、いちいち事ありげな眼で私沙汰わたくしざたささやくなどは、いかがなものか。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)