トップ
>
磯馴
>
そなれ
ふりがな文庫
“
磯馴
(
そなれ
)” の例文
本床
(
ほんどこ
)
附、畳は滑るほど新らしく、
襖
(
ふすま
)
天井は輝くばかり、
誰
(
たれ
)
の筆とも知らず、薬草を
銜
(
くわ
)
えた神農様の画像の一軸、これを床の間の正面に掛けて、花は
磯馴
(
そなれ
)
、あすこいらは遠州が流行りまする処で
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一方の庭に白く咲き殘つてゐた
山梔
(
くちなし
)
のかはりに、こゝには腹這つてゐる
磯馴
(
そなれ
)
の松がある。かすかに鯉の動くのが見えるほど薄濁りのした水のかはりに、こゝには青い蓮の葉で滿たされた池がある。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
風向ふ
根疏
(
ねあら
)
浜松
磯馴
(
そなれ
)
松今朝さわさわし春日さしつつ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
磯
漢検準1級
部首:⽯
17画
馴
漢検準1級
部首:⾺
13画
“磯馴”で始まる語句
磯馴松