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確乎
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はつきり
ふりがな文庫
“
確乎
(
はつきり
)” の例文
それなら、さうと
確乎
(
はつきり
)
断言するがいゝ、男らしくもない。さうして、そんな悪るい教師なら、早く免職さしたらよからう。教頭なんて文学士の癖に意気地のないもんだ。
坊っちやん
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三四郎はこの微弱なる「此間は難有う」といふ反響に対して、
確乎
(
はつきり
)
した返事をする勇気も
出
(
で
)
なかつた。
大
(
おおき
)
な
襯衣
(
シヤツ
)
を両手で
眼
(
め
)
の
先
(
さき
)
へ
広
(
ひろ
)
げて
眺
(
なが
)
めながら、よし子が
居
(
ゐ
)
るからあゝ冷淡なんだらうかと考へた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“確乎”の意味
《名詞》
確乎(かっこ 「確固」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
しっかりして確かなこと。
(出典:Wiktionary)
確
常用漢字
小5
部首:⽯
15画
乎
漢検準1級
部首:⼃
5画
“確乎”で始まる語句
確乎不抜