砦々とりでとりで)” の例文
武田方の砦々とりでとりでは、風を望んでくだってしまい、武田一族が守るところの松尾城も飯田の城も、夜が明けてみると、空城からじろになっている。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、令を下し、鳴海から国境の砦々とりでとりでへ接続している軍用路を、駒足のかぎり駈け出した。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)