“石占山”の読み方と例文
読み方割合
いしうらやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうでなければ、石占山いしうらやまから取って来てお茶うけのつもりで出したあのきのこの中に、きちがい茸があってそれを食べたために、すべての者が狂い出したのでしょう。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この附近の石占山いしうらやまというところは、文化文政の頃から茸の名所となってはいるが、そこで取れる茸は、松茸まつたけ湿茸しめじ小萩茸おはぎたけ初茸はつたけ老茸おいたけ鼠茸ねずみたけというようなものに限ったもので、そこから毒茸が出て
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)