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矮躯
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わいく
ふりがな文庫
“
矮躯
(
わいく
)” の例文
五尺そこそこの
矮躯
(
わいく
)
に紺の脚絆、一枚引っかけた
盲目縞
(
めくらじま
)
長ばんてん、刀の下緒のような
真田紐
(
さなだひも
)
を帯代りにちょっきり結んで、なるほど両脚が釘抜のように内側へ曲がっている。
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
絶えずそれを
羞恥
(
しゅうち
)
したごとく、彼のように短身
矮躯
(
わいく
)
で、かつ不具に近い近眼の
隻眼者
(
せきがんしゃ
)
で、その上に気むずかし屋の社交
下手
(
べた
)
であったことから、至るところ西洋の女性に
嫌
(
きら
)
われ通していた男が
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
M——氏は
矮躯
(
わいく
)
赭顏
(
しやがん
)
、髮の半白な、元氣のいゝ老人であつた。
樹木とその葉:03 島三題
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
矮
漢検1級
部首:⽮
13画
躯
漢検準1級
部首:⾝
11画
“矮躯”で始まる語句
矮躯短身