矜羯羅童子こんがらどうじ)” の例文
殊にものいいの判然はっきりとしてなまりのないのはあきらかにその品性を語り得た。お杉は一目見ると、直ちにかねて信心の成田様の御左おんひだり矜羯羅童子こんがらどうじを夢枕に見るような心になり
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不動様は今日でもそうであるが、その頃は、一層成田なりたの不動様が盛んであったもので、不動の信者が多い所から自然不動様が流行はやっている。不動様はまず矜羯羅童子こんがらどうじから始めます。