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睿智
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えいち
ふりがな文庫
“
睿智
(
えいち
)” の例文
言葉は私を言い現わしてくれないとしても、その後につつましやかに隠れているあの
睿智
(
えいち
)
の
独子
(
ひとりご
)
なる暗示こそは、裏切る事なく私を求める者に伝えてくれるだろう。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
この褐色カプシン猴は猴類でもっとも
睿智
(
えいち
)
のものと言うべく、野生のままでは大いにその睿智と模倣力を揮うべき事物に接せず、したがってやや低能なるも、
人間
(
にんかん
)
に棲み
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
そこには動かすことの出来ない実際的
睿智
(
えいち
)
が動いているのを私は感ずることが出来る。
惟
(
おも
)
うに動物には、ダーウィンが発見した以外に幾多の本能が潜んでいるに相違ない。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ロメーンズいわく、馬は虎獅等の大きな啖肉獣ほど
睿智
(
えいち
)
ならず、食草獣のうち象大きい馬より
伶俐
(
れいり
)
で象ほどならぬが驢も馬より鋭敏だ、しかしその他の食草獣(牛鹿羊)よりはやや馬が多智だ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
彼は物を見るところに物を捕える。物そのものの本質に於てこれを捕える。そして
睿智
(
えいち
)
の始めなる
神々
(
こうごう
)
しい驚異の念にひたる。そこには何等の先入的
僻見
(
へきけん
)
がない。これこそは純真な芸術的態度だ。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
睿
部首:⽬
14画
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
“睿”で始まる語句
睿知