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睜
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ミハ
ふりがな文庫
“
睜
(
ミハ
)” の例文
さうした無聊な目を
睜
(
ミハ
)
らせる物は、忘れた時分にひよつくりと、波と空との間から生れて来る——誇張なしに——鳥と紛れさうな
刳
(
ク
)
り舟の姿である。
若水の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山颪
(
ヤマオロシ
)
に吹き
暴
(
サラ
)
されて、荒草深い
山裾
(
ヤマスソ
)
の斜面に、
万法蔵院
(
マンホフザウヰン
)
の細々とした
御灯
(
ミアカシ
)
の、
煽
(
アフ
)
られて居たのに目馴れた人たちは、この幸福な
転変
(
テンペン
)
に、目を
睜
(
ミハ
)
つて居るだらう。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
睜
部首:⽬
13画