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睜
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みまは
ふりがな文庫
“
睜
(
みまは
)” の例文
見ると
番
(
つが
)
ひの
梟
(
ふくろ
)
で、厭世哲学者のシヨオペンハウエルのやうな眼をして、じつと
其辺
(
そこら
)
を
睜
(
みまは
)
してゐたが、暫くすると
背後
(
うしろ
)
の藪のなかへ逃げ込んでしまつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
滝田氏はきよろ/\
四辺
(
あたり
)
を
睜
(
みまは
)
したが、手紙が目につくと、猿のやうに手を伸ばして、それを
引
(
ひ
)
つ
奪
(
たく
)
つた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
睜
部首:⽬
13画