真実ほんま)” の例文
旧字:眞實
『ざんすかもあるめえや。腹が立つのは当然だ』『さあそれが。真実ほんまの事ならもつとなれど。何の私が、あのお方と、どんな事を ...
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
『これで安心致しました。真実ほんまにどうなつてはるのやろと心配したことでありませんでしたけれど。』
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
声も聞えず姿も見えない。より不思議な心の正体。これがどうして診察されよか。馬鹿に附けよう薬は無いと。昔のたとえは今でも真実ほんまじゃ。つまるところが精神病は。診察治療が絶対不可能。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
真実ほんまだすとも、うはばみのやうなはももおましたで。』
住吉祭 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)