相償あいつぐの)” の例文
けだし意味深遠なる著書は読者の縁もまた遠くして、発兌の売買上に損益相償あいつぐのうを得ず、これを流行近浅の雑書に比すれば、著作の心労は幾倍にして、所得の利益は正しくその割合に少なし。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)