監外かんがい)” の例文
だが、武松の眼で見ると、監房かんぼうの中にウヨウヨしている顔よりも、警棒やくさりを鳴らして、監外かんがいを威張ッて歩いている顔のほうが、どう見ても“善”でなく“悪”の徽章きしょうに見えてしかたがない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)