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皺嗄声
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しわがれごえ
ふりがな文庫
“
皺嗄声
(
しわがれごえ
)” の例文
復一にはうまいのかまずいのか判らなかったが、
連翹
(
れんぎょう
)
の花を
距
(
へだ
)
てた母屋から聴えるのびやかな
皺嗄声
(
しわがれごえ
)
を聴くと、執着の流れを覚束なく
棹
(
さお
)
さす一個の人間がしみじみ憐れに思えた。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
部屋の方からは暫くは何の物音も聞えて来なかったが、やがてピッシャリと障子をしめる音がして「百合枝さん、だれかに感づかれる様なことはしまいね」男の太い
皺嗄声
(
しわがれごえ
)
が聞えた。
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
伝五
爺
(
じじい
)
は、懐を大きく、仰天した
皺嗄声
(
しわがれごえ
)
を振絞って
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
皺
漢検1級
部首:⽪
15画
嗄
漢検1級
部首:⼝
13画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“皺嗄”で始まる語句
皺嗄