“皮帯”の読み方と例文
読み方割合
ピイタイ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラスのなかには新支那の象徴になつてゐる中山服ちゆうざんふくをつけ、革命軍流行の皮帯ピイタイを胸で十字形に組み合はせた将校が、帽子の陰で笑つてゐた。薄暗い部屋のなかでそれはすつきり白く浮き出てゐた。
南京六月祭 (新字旧仮名) / 犬養健(著)