“白蝋青隈”の読み方と例文
読み方割合
はくろうあおくま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれの凄味すごみと、断末の無念そうな眉間みけんの影は消えていないが、頭巾をとれば年頃まだ三十に足らず、白蝋青隈はくろうあおくまの死相、ほつれ毛たれて耳朶みみたぶに一点の血、生ける時の兇相よりは
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)