白琅玕はくろうかん)” の例文
月のせいばかりとも思われぬその顔は、白琅玕はくろうかんを浮き彫にしたような、好ましい白さと、くッきりした線を描いている。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と微笑を見せたが、その顔はいかにも苦しげで、そして白琅玕はくろうかんのように蒼白かった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)