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白布
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しろぎれ
ふりがな文庫
“
白布
(
しろぎれ
)” の例文
死装束の晴着に換えて、
白布
(
しろぎれ
)
で
膝
(
ひざ
)
を
結
(
ゆわ
)
え、香まで
焚
(
た
)
いて、どこから持出したか、女持ちの懐剣、左乳の下を一とえぐり、武士も及ばぬ見事な最期だったそうです。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一、
惣人数
(
そうにんず
)
共に常に
申聞
(
もうしきけ
)
候、
白布
(
しろぎれ
)
にて鉢捲仕るべく候。
厳島合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
仙太は線香を一本上げると、片手拝みに近付いて、死体の上の
白布
(
しろぎれ
)
を取りました。
銭形平次捕物控:047 どんど焼き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そこへ番頭は怪我人の惣吉を
伴
(
つ
)
れて来て、左の眼を巻いた
白布
(
しろぎれ
)
を取って見せました。
腫
(
は
)
れは引きましたが、眼の玉は痛々しく潰れて、物の役に立とうとも思われません。二十三四の惜しい男振りです。
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“白布”の意味
《名詞》
白布(はくふ / しらぬの / しろぬの)
白い布。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“白布”で始まる語句
白布高湯