発見めっけ)” の例文
旧字:發見
香港の奥の支那酒場チンクの隅ッコで、野郎等二人が飲んでいるところを発見めっけたから大勢のマン中で毒気を吹っかけてくれた。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「どこから銜えて来たもんかそいつあ闇雲わからねえが、発見めっけた野郎の口っ振りじゃあなんでも小舟町——。」
私はあわてた。モウ、しかし四郎次は土手の上へ来て、私達を発見めっけた。
あまり者 (新字新仮名) / 徳永直(著)
発見めっけられる心配なんかありゃしないよ。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
「辰う、発見めっけたなあお前だなあ?」