“痹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しびれ66.7%
ひる33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怪我は両臂りょうひじを傷めたので骨にはさわらなかったがいたみが久しくまなかった。五郎作は十二月の末まで名倉へ通ったが、臂のしびれだけは跡にのこった。五十九歳の時の事である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
舞台では随分長い間坐つてお出でせうが、しびれがきれるやうな事はありませんかと問うた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
小野さんは少しくひるんで見えた。宗近君はすぐつける。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)