“痲疹”の読み方と例文
読み方割合
はしか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして朝鮮にはこの空葬が現今でも残っていて、疱瘡と痲疹はしかで死んだ子供は空葬にせぬと他に伝染するとて、迷信的にこれを行うている。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
街道では痲疹はしかの神を送ったあとで、あちこちに病人や死亡者を出した流行病のわずらいから、みんなようやく一息ついたところだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
菊太郎君も重かったそうだが、これは自分で仕出来しでかしたのだから仕方がない。それから四つの時に痲疹はしかをやった。これも菊太郎君のが移ったのである。
勝ち運負け運 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)