“病輿”の読み方と例文
読み方割合
びょうよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孫瑜そんゆは、その激越を気づかってわざと相手にならない。そして直ちに病輿びょうよを命じて彼を乗せ、ひとまず夏口の船場まで退くことにした。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど病輿びょうよはどんどん道をかえてほかの方向へ走っていた。孫瑜の命令で、夏口にある船の一艘をべつな江岸へ呼び、そこから辛うじて周瑜の身を船へ移した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)