“疼痛（いたさ）” の例文

古手拭（ふるてぬぐい）で、我が鼻を、頸窪（ぼんのくぼ）へ結（ゆわ）えたが、美しい女の冷い鼻をつるりと撮（つま）み、じょきりと庖丁で刎（は）ねると、ああ、あ痛（つつ）、焼火箸（やけひばし）で掌（てのひら）を貫かれたような、その疼痛（いたさ）に、くらんだ目が、はあ

神鷺之巻 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

“疼痛”の意味

《名詞》
疼 痛 （とうつう）

痛みの漢語的表現。医学用語としても使われる。

ずきずきする痛み。うずくような痛み。
(出典:Wiktionary)

“疼痛”の解説

疼痛（とうつう、en: Pain、de: Schmerz）とは、痛みを意味する医学用語であり、ここではその生理学的な側面を記述する。一般的には末梢神経への刺激により生じる。
一般的な頭痛のような痛みには非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) など依存性の少ない鎮痛薬が使われる。鎮痛薬にはアスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンといったものである。癌性疼痛は、悪性腫瘍の痛みの管理を指し、この痛みを管理するためにはオピオイドのような麻薬性鎮痛薬も使われる。
(出典:Wikipedia)

疼	漢検1級 部首:⽧ 10画
痛	常用漢字 小６ 部首:⽧ 12画