當麻タギマ)” の例文
新字:当麻
女盛りをまだ婿どりなさらぬげの郎女さまが、其力におびかれて、この當麻タギマまでお出でになつたのでなうて、何でおざりませう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
女盛りをまだ婿どりなさらぬげの郎女さまが、其力におびかれて、この當麻タギマまでお出でになつたのでなうて、何でおざりませう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
當麻タギマの村にありながら、山田デラと言つたからである。山のウシロの河内の國安宿部郡アスカベゴホリの山田谷から移つて二百年、寂しい道場に過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
當麻タギマの村にありながら、山田デラと言つたからである。山のウシロの河内の國安宿部郡アスカベゴホリの山田谷から移つて二百年、寂しい道場に過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
荒廢すれば繕ひ/\して、人は住まぬイホリに、孔雀明王像が据ゑてあつた。當麻タギマの村人の中には、稀に、此が山田寺である、と言ふものもあつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
荒廢すれば繕ひ/\して、人は住まぬイホリに、孔雀明王像が据ゑてあつた。當麻タギマの村人の中には、稀に、此が山田寺である、と言ふものもあつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)